(6)
朝になると
吹雪は止みました。
By dawn the storm was over;
日が出ると、やがて
船頭が
小屋に戻って来ました。
(戻って来る:to return)
and when the ferryman returned to his station, a little after sunrise,
そして
凍った、もさくの死体と
倒れている、みのきちを
見つけました。
(死体:dead body)
(倒れている:to be lying)
(見つける:to find)
he found Minokichi lying senseless beside the frozen body of Mosaku.
まもなく、
みのきちの意識は
戻りました。
(意識:consciousness)
Minokichi was promptly cared for, and soon came to himself;
しかし、彼は
その恐ろしい夜のせいで
長い間、
起き上がることができずに、寝たままでした。
but he remained a long time ill from the effects of the cold of that terrible night.
もさくの死んだことが
とても怖かったのです。
He had been greatly frightened also by the old man's death;
しかし、彼は
小屋で女を見たことについて
何も
言いませんでした。
but he said nothing about the vision of the woman in white.
また、元気になると
すぐに、彼は
仕事に始めました。
(元気になる:to get well)
As soon as he got well again, he returned to his calling,
毎朝
ひとりで森へ行き
夕方
切った木をたくさん持って
帰って来ました。
(ひとりで:alone)
going alone every morning to the forest, and coming back at nightfall with his bundles of wood,
そして
母に手伝ってもらいながら、
それを売りました。
(手伝う:to help)
which his mother helped him to sell.
⇒ Japanese Ghost Stories 雪女(ゆきおんな)(7)